
今堀 浩一
たどたどしい英語でSから便りが届いた。「結婚式に参加して下さい」と。10年程前、たまたま訪れたスリランカの小さな町。町の広場でクリケットをしている少年をながめていた。その中の1人が自宅にお茶を誘ってくれた。以来、その少年と家族とのつきあいが始まり、1年に1度は会いに訪れている。もう少年ではなくて青年だが。
彼は兄の写真スタジオを手伝い、一人前の仕事をこなすようになっていた。僕たちをつないでいるのは、たどたどしい英語。それでも伝わる、伝えられる。英語の授業を通じて、受験に必要な内容に加えて”伝わる”言葉を君と一緒にいであで勉強したい。
―「出席するよ、もちろん」、いつものたどたどしい英語で返事を出した。





